私たちが提案している家づくりは、脱アレルギーの「からだにやさしいおうち」です。その家で生活している人は、より健康に、より長く安心して過ごすことができます。このような住まいが広がれば、社会はもっと明るく健康になると考えています。
近年の家づくりは効率が重視され、費用対効果も求められ、大切なところが見失われているようにも感じます。伐採された木にも再生能力があり、「生きている」といわれています。本来であれば、自然乾燥した材料が使われますが、より早く出荷するために、乾燥を短縮した強制乾燥が行われています。しかし、強制乾燥された素材は強度が落ちることが分かっています。そうすると、地震に耐えがたい家になってしまいます。また、高気密高断熱の住まいが主流となり、機能性が高まりました。便利なビニールクロスなども普及し、効率性も上がりました。一方で、菌やウイルスと湿度や温度の関係を切り離してしまうことになると、空気環境は逆に悪化してしまうこともあります。そのため、適切なアフターフォローを含めた提案が求められています。
一度破壊されると再生されるまでに時間はかかりますが、良いものを長く使い続け、広まっていけば、マイナス要因は減少していきます。私たちはスタッフと共に、より人生を豊かにするためのキャリアアップを図る中で、皆さまに健康で快適で気持ちいい「元気な呼吸する家」を提案していくことが、家族の幸せ、社会の幸せにつながっていくと信じています。